今週のお題「肉」
現時点で強く記憶に残っている肉。
それは『蛙』である。
漢字だと判りにくいと思う。
『カエル』である。
両生類のカエルだ。
某居酒屋にて。
変わったメニューが評判の居酒屋があった。
今でもある。
カエルがメニューにあった。
値段は『時価』
その時の最高額を財布に入れて、その居酒屋に行った。
実際の値段は3000円ぐらいだった。
「カエルあります?」
と、店の大将に聞いた。
「あるよ。どっちにする?」
ポリ袋に入った生きたカエルが二匹、動いていた。
どっちが良いかなんて判らない。
自分から見て、右側のカエルを選んだ。
カエルは塩焼きにされた。
味は鶏肉のササミに近く、且つ、ササミより更にサッパリとした味だった。
俺はカエルを食った。と言う、変な充実感が残った。
3000円あれば、結構良い焼肉食えるよな。
そういう価値観もある。
その時は、たとえいくらカネを出しても、カエルを食ってやろうと思った。
そういう満足感を得たかった。
また、食べたい。と、言う価値観は出てこない。
そんな食材だった。