今週のお題「30万円あったら」
お題の内容と外れるコトを書く。
30万円と言う金額は、何でも出来そうで実は出来るコトに限界のある金額である。
最初に勤めた会社は、独身者は独身寮に入るコトが義務付けられていた。
独身寮の門限を守れないと罰を食らう。
自分も罰を度々食らった。
自分の場合は酒が原因だったが、意図的に門限を破り寮に帰らない行動を取る輩が全国の支社や営業所管轄の寮で発生していた。
いわゆる『所在不明』である。
所在不明社員が発生すると、今で言う『個人情報』等がFAXで送られてきた。
そのFAXの記載で目に付いたのが、
『所在不明者は、現金30万円を所持している。』
と言う記載だった。
所在不明者が所持している金額は、不明の場合は記載されないが、『30万円』所持のパターンが多かった気がする。
一時的には生活出来るだろうが、その金額で一生過ごせるワケじゃない。
所在不明者が逃げ切るか捕まるか、自分から出頭するかは、所在不明の原因によって違ったと思う。
自分が所属していた営業所でも所在不明者が発生した。
その時、所在不明者が所持してた現金も30万円だった。
ちなみに、その所在不明者は見事に逃げ切り懲戒免職を勝ち取った。
あれから、四半世紀以上経った。
果たして、どんな最期を迎えたのか?
それとも、今現在も、しぶとく生きているのか?