母から電話で父が今月入院して手術を受ける旨を聞かされた。
十二指腸の付近に腫瘍があると言う。
癌であるかはわからないとの事だった。
父本人は状況を理解しているらしいが、姉にも自分にも言うなと母に伝えたらしい。
今週、金曜日頃に実家にお邪魔して、また、転職する旨。
正社員で採用された旨。
業界大手のグループ会社で、勤務中に着るユニフォームも大手とほぼ同一のものになる旨を伝えようと思っていた。
今週、金曜日が入院前の説明らしい。
母に来月から会社が変わる旨、説明日当日は自由が効く旨は伝えた。
手術日は聞いていないが、今月と言っていたので自由は効くだろう。
今現在、無職と言うコトは言えず、説明日と手術日は退職前の有給休暇であると嘘を付いた。
自由が効くコトに変わりは無い。
姉には、今回の件は伝えていないと言う。
自分にも伝えていない事になっているのであれば、黙っておく旨は、母に伝えた。
母との電話を終えた後、何でか行政書士実務の相続関連の内容を確認している自分がいた。
万が一の時、試験合格者として恥ずかしくない対応を取らなければ。と、現時点では、どうでも良いコトを考えた。
父は、まだ生きている。
だが、状況次第では万が一と言うコトもあるだろう。
今年で81歳。
いつ『Xデー』が来てもおかしくない。
普通なら、入院する病院のコトとか、看病とか介護のコトを考えるべきなのに、自分は相続のコトを考えた。
いくら試験合格者とは言え、やはり親不孝かなとも思った。
今回、母から父の具合に関して聞かされたワケだが、これが逆だった場合、相続関連の実務書を確認する余裕は無かったと思う。
数年前、母が胆石で入院したコトを父から連絡を受けた時、動揺したコトを覚えている。
父の快癒を願っていないワケでは無い。
繰り返しになるが、いつ来るかわからないが、もう少し先だろうと思っていた『Xデー』が、もしかしたら間近かもしれず、その時に、慌てた対応をしたくないと思って相続関連の内容を確認した。
母の胆石の時の入院前説明は、父、姉、自分も説明を聞いた。
今回、父は、今のところは姉と自分が説明を聞くコトは望んでいないらしい。
父の意思は尊重すべきだが、一応、当日は自分は自由が効く旨は伝えている。
同じ事を繰り返し打つコトは、やはり動揺しているのだろうか。
我ながら困ったもんだ。