パワハラ、モラハラの類いは、その言葉が無かった頃からあった。
最初に勤めた会社で、他の社員から
『アイツは(人を刃物で)刺すリストを持っている。』
などと、言われていたコトは、何度か書いている。
2度目に勤めた会社で、自分の所属先の営業所長がパワハラ、モラハラをよくやっていた。
所長が気に入った社員は、営業所の事務所に無理矢理所属させる。
その後、所長が気に入らない行動を取ると、最初はモラハラから始まり精神的に追い詰めた後、暴力で止めを刺すのがお決まりのパターンだった。
モラハラの類いは、感受性を高める名目で読書や映画鑑賞を強制させると言うモノが見られた。
自宅に帰らず営業所で寝泊まりする為、営業所に所属する社員は常に監視の下にある様な感じで、残業、休日出勤も強制された。
パワハラは典型的な暴力。
傷害罪で被害届が出せるレベルであった。
自分も被害を受けた。
自分は退職する際、営業所長のパワハラ、モラハラを当時の常務(本社)に直談判した。
某中古車販売店の社長の記者会見で、
「その様な状況を知らなかった。」
と、言う趣旨の発言があった。
当時の常務も、自分の直談判に対して、同じコトを言っていた。
「その様な状況を、なぜ本社に言わなかった?」
と聞かれたので、
「言える状況じゃないんですよ。自分は退職する立場だから言えるんです。」
「自分は退職するけど、まだ在職していて苦しんでる社員もいます。」
「まだ在職している社員を何とかしてやって下さい。」
と、伝えた。
数ヵ月後、営業所長は本社営業部長に異動になったと聞いた。
営業部長の業務は「元営業所長」には向いていなかったらしく、退職した。
ちなみに、この元営業所長、会社のカネを一千万円近く横領していたらしい。
退職理由には、そういう経緯もあるのだろうと思う。
この元営業所長、今現在も生存している。
Googleで名前を検索したら、自宅住所と携帯電話番号が出てきた。
同業他社の役付である様だ。
目立ちたがりの一面があったのは、昔からである。
人生で二度と関わりたく無い輩は何人もいるが、この元営業所長は、その一人である。